中小企業向けクラウドERPにもデメリットはある

中小企業向けクラウドERPにもデメリットはある

安い価格で導入しやすい中小企業向けのERPであっても、デメリットは存在します。これらを理解しておくことで、より良いシステムを導入できるようになるため知っておくことが大切です。例えば、中小企業向けのクラウドERPはカスタマイズ性が低いというデメリットが存在します。普通、こういったシステムを導入する場合には小さな業務に合わせてカスタマイズしたいと考えることが普通です。ただ、低価格帯のものに関してはある程度の機能性で提供されることがあるのでこうしたことができない可能性もあるので注意が必要です。同様に、セキュリティリスクも考えなくてはいけません。クラウド上で利用するので、ネットワークに関連するセキュリティ対応ができていないとリスクが大きくなります。データの取り扱いについて、サポートなどが存在しない場合もありますので中小企業向けのものでは必ずこうしたリスクを管理できるものを導入しておかなくてはいけません。

中小企業向けクラウドERPをカスタマイズする場合のポイント

中小企業向けクラウドERPをカスタマイズする場合には、現在の業務の進め方とのバランスを考えながらそのシステムを選定し、不要な機能を削除する方法が一般的です。自社でシステムを構築する場合には様々な要素を追加する方法が一般的ですが、クラウドの場合には新たな機能を追加することが非常に難しいため、あらかじめ様々な機能を持ち自らの業務に適応するシステムを選択し、そこから利用しない機能を削除する方法が効果的となります。 ERPは非常に多くの機能を持っており、その中で日常的には使用しないものも数多く存在しています。一般的にこれらのシステムでは機能ごとに料金が発生する場合も多いことから、使用しないものを排除することで料金を削減できると言う効果もあります。同時に利用する従業員にとっても選択肢が少なくなり、利用しやすくなると言うメリットも生まれるため非常に効果的です。中小企業は一般的にITシステムの導入度合いが低いことから、これらの対応を柔軟に行うことができる可能性が高いのもポイントです。